ちびでぃ~の壱 ― 2012/12/10 23:36
ちっちゃいものくらぶさんで、あたらしいArduino互換機の頒布をやっていた。
「世界一安い 組込機器の開発環境」を謳う、ちびでぃ~の壱。
USBシリアルモジュール付で800円(送料込)。
ATMEGA8Lを搭載した互換機で、AVR書込み用ISP端子がついている。
外部クリスタル発信子は付いていないけど、後付けが出来るみたい。
他のAVRマイコンにプログラムを書込む事に特化した、ちびでぃ~のって事か。
さっそく組立完了。
ピンヘッダ/ソケットの足を曲げる所に手間取ったくらいで、他はさっくり終了。
次にArduinoIDEの設定。
arduinoフォルダの中にある、hardware\arduino\boards.txt の末尾に下記を追加。
############################################################
atmega8o8.name=[Optiboot] ATmega8 RC8MHz
atmega8o8.upload.protocol=arduino
atmega8o8.upload.maximum_size=7680
atmega8o8.upload.speed=115200
atmega8o8.bootloader.low_fuses=0x94
atmega8o8.bootloader.high_fuses=0xDC
atmega8o8.bootloader.path=optiboot
atmega8o8.bootloader.file=optiboot_atmega8-8m.hex
atmega8o8.bootloader.unlock_bits=0x3F
atmega8o8.bootloader.lock_bits=0x0F
atmega8o8.build.mcu=atmega8
atmega8o8.build.f_cpu=8000000L
atmega8o8.build.core=arduino
atmega8o8.build.variant=standard
############################################################
ArduinoIDEで「ツール」- 「マイコンボード」 - 「[Optiboot] ATmega8 RC8MHz」を選択。
「ファイル」 - 「スケッチの例」 - 「ArduinoISP」を開いて、コンパイル → 書込み を行う。
これでちびでぃ~の壱がAVR書込み装置になってくれた。
ちびでぃ~の壱のISP端子とターゲットAVRマイコンのつなぎ方は下記。
(ちびでぃ~の壱) (ターゲットAVRマイコン)
1ピン --- MISO(18ピン)
2ピン --- VCC(7,20ピン)
3ピン --- SCK(19ピン)
4ピン --- MOSI(17ピン)
5ピン --- RESET(1ピン)
6ピン --- GND(8,22ピン)
ピンソケットを正面に見て、左上が1ピン、その下が2ピン、右下が6ピンになる。
実際に接続するとこんな感じ。
左がちびでぃ~の壱で、右が生ATmega328P。
avrdude-GUIを起動してFuse値を見てみる。
・Programmerに、「Atmel AVR ISP (avrisp)」を選択
・Deviceに、「ATmega328P(m328p)」を選択
・Command Line Optionに、「-B 19200」と記入
・Portに、「COM4」を選択 (←自分の環境に合わせる)
Fuse欄の「Read」を押してみると、値が正常に読み込まれた。
あとは、FlashにArduinoのブートローダなり、Atmel Studioで作ったHEXファイルなりを指定して書き込めばいいみたい。
いずれATtinyでも買って、ArduinoじゃないAVRマイコン開発やってみたいな。
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